1947-09-19 第1回国会 参議院 司法・農林連合委員会 第1号
それらのことは固より社會的な事情の變動によりまして、農地の所有權の變動があり、又個人の家庭について見れば、その經營面積の増減というものがあるわけでありまして、これは農地委員會の制度による適當なる規正を加えるほかは、ともかくそういう社會的な理由に基いて變動があるということは認めておるのであります。ただそれ以外の相續によつて當然機械的に細分化されるということを、これは防いでおるのであります。
それらのことは固より社會的な事情の變動によりまして、農地の所有權の變動があり、又個人の家庭について見れば、その經營面積の増減というものがあるわけでありまして、これは農地委員會の制度による適當なる規正を加えるほかは、ともかくそういう社會的な理由に基いて變動があるということは認めておるのであります。ただそれ以外の相續によつて當然機械的に細分化されるということを、これは防いでおるのであります。
ただ問題は、非常に經營面積が大きくなつて參りました場合には、自家勞力だけではできませんので、結局一部は他の勞務者を日傭いたす。こういうことになろうと思いまするが、この他の勞務者を日傭する場合は、その日傭すべき分まで保有に認めますか、或いはこれは保有量では認めない、詰り農繁期の勞務加配として別途に配給するということがいいかどうかは、これは尚研究して見たいと思つております。
大體私共は實は司令部の方ともいろいろ共同研究をやつておる最中でございまして、勿論この經營面積に應じて、或る程度遞増的に保有量を殖やすという場合におきましても、御指摘のように、大體一段歩當りなら一段歩當りの投下勞働力の調べがあるわけであります。これは直接の投下勞力と、それから自給肥料等を作る努力等を合計いたしまして、大體まあ二十數日というような調べがあるのであります。
○羽生三七君 先日の農家の保有米の問題でありますが、經營面積によつて遞増するという問題で、この間自分の意見を申上げましたけれども、この前も申上げましたように大體經營面積の多い方は、收穫目標を上廻つた場合におきましては、面積の多いだけ自分の收穫になるので、その必要はないのではないかと私申上げたわけでありますが、併し面積の多いだけ又投下勞力も多くなるわけでありますから、これは或る程度やはり考慮をしなければ
○羽生三七君 私はそれでは困るからという質問ですから… 詰り經營面積の大きい農家が供出量が減つてしまうというのでは困るという質問ですから。……
もう一つ今の經營面積の大きくなる割合に従つて、供出量が輕くなるということは、極めて不合理でありまして、今日の五段百姓といわれる者の經營面積が少いということは、運命的なもので、努力が少かつたから經營面積が少いのではない。それ故に永久にこれらの人たちが一部經營面積の多い人たちに比べて、劣惡の地位に立つということは、どうしても不合理だと思います。
○羽生三七君 先程の島村さんの御質問と私のと同じことなんですが、つまり農家の自家保有分四合というものを、經營面積に比較して多くして行くということが良い惡いという問題ではないのです。
經營面積が農地の改革の上から非常に縮小されてきておるし、また新しい入植地帶においても、ただいま開拓局長から五町歩というようなことでありますが、この面積ではとうてい畜産を入れていく餘力はないと思うのであります。そういうような關係を畜産の立場からどういうふうにお考えになつているか。
從つて局長が先ほど言われたように、有畜農業というものを主體として考えていくといたしますならば、相當經營面積が廣く豫定されなければ、適正規模を廣めてこなければ、經營が成り立たないわけであります。既墾地においても、北海道の場合は十二町歩經營というものが限度になつており、それだけでは經營が成り立たない。
新規入植者については適正規模を確保するということでありますが、その過小農どういうふうに少くするのか、あるいは適正規模をどういう程度に押えておるのか、どういう經營面積が適正な規模であるとお考えになつておるのか。